黒田節~黒田節全文~

酒は呑め呑め 呑むならば
日本(ひのもと)一のこの槍を
呑みとるほどに 呑むならば
これぞまことの 黒田武士
皇御国(すめらみくに)の
武士(もののふ)は 
いかなる事をか 勤むべし
ただ身に持てる 真心を
君と親とに 尽くすまで
峰の嵐か 松風か
尋ぬる人の 琴の音(ね)か
駒をひかえて 聞く程に
爪音(つまおと)しるき
想夫恋(そうぶれん)
君の晴着のお姿を
寿祝う鶴と亀 
松竹梅のよろこびを
幾千代(いくちよ)までも祈るらん